自律神経が乱れると、どのような不調が出ますか?
頭痛・めまい・動悸・息切れ・身体のだるさなど様々な不調が出ます。
そもそも、自律神経とは何か?
自律神経という言葉は、よく耳にしますが何のことを言うのか、ご紹介致します。
自律神経とは、人の体内にある消火器・循環器・呼吸器などの働きをコントロールし、人が生きていくために体の機能を調整してくれる神経のことです。
私たちは、手足を動かす時には意識をして動かしますが、内臓などは動かそうと思って動かしているわけではありません。それは、自律神経が動かしてくれているからです。
自律神経の種類について
自律神経には、交感神経と副交感神経という2つの神経があります。それぞれ役割や引き起こす症状も異なります。
交感神経とは?
私たちが運動したり緊張する時、心身は緊張状態・興奮状態になります。体を活発にさせる神経が交感神経です。「昼の神経」とも言われています。
副交感神経とは?
私たちが食事を取ったり睡眠を取っている時、心身はリラックス状態になります。体を落ち着かせる神経が副交感神経です。「夜の神経」とも言われています。
自律神経が乱れると現れる症状とは?
・頭痛 | ・不眠 |
・眩暈(めまい) | ・微熱、発汗 |
・息切れ | ・嘔吐 |
・呼吸困難 |
・肩こり |
・体重の減少 | ・腰痛 |
・腹痛 | ・月経不順 |
・むくみ |
・手足の冷え、しびれ |
自律神経が乱れる原因について
自律神経が乱れる主な原因は、様々ですが大きく分けると5つ考えられます。
1.体質・性格
生まれつき体が弱い人や疲れやすい人、季節の変わり目などに体調をくずしやすい人などです。また、神経質な人や完全主義の人は、ちょっとしたことも大げさにとらえてしまう場合があります。
2.生活習慣の乱れ
自律神経は、24時間休みなく働いています。日中に仕事をしている時などは、交感神経が働き、夕方になると副交感神経が働きます。しかし、生活習慣が崩れている人は、食事や睡眠の時間もバラバラなため、自律神経の切り替えも乱れてしまいます。
3.ストレス
人が生きる上で少しのストレスは必要ですが、過度なストレスを受けると、交感神経と副交感神経のバランスがくずれます。仕事での人間関係や責任ある立場になりプレッシャーや学校での受験など様々な要因が考えられます。
4.環境の変化
進学や就職、結婚などによって、引っ越しをしたり新居に移り住んだりすることで、慣れるまでストレスを感じます。また、職場が変わったり学校が変わることで、人間関係なども大きく変わるため、知らない間にストレスが溜まりやすくなっています。
5.外部刺激の変化(気温・湿度・気圧の変動)
気温や湿度、気圧が急に変動すると、自律神経の働きにも大きく影響します。
天気の悪い日は、気圧が低下するため、副交感神経が働きます。そのため、血流が悪くなり頭痛や体調不良を引き起こすこともあります。
まとめ
自律神経が乱れることで起こる体の不調には、色々あります。不調の症状には、様々なものがあるため他の病気と間違えやすく、自律神経が乱れたからだと認識するのは難しいのも確かです。
自律神経が乱れた時にどのような症状が出るのかを知っておくことで、「もしかしたら自律神経が乱れているのでは?」と気づくことができ、早めに対処できるのではないでしょうか。
姿勢専科 KCSセンター四日市
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