猫背は、自律神経失調症に関係ありますか?
姿勢が悪くなることで自律神経に負担がかかってしまいます。
猫背が自律神経失調症の原因に!?
まず、猫背の人の姿勢を考えてみましょう。
猫背の人の姿勢は顎を上げるように首を伸ばすようになります。これは、猫背の姿勢そのままだと、下しか見ることができなくなるので、首を上に向けなくてはいけないからです。
そのため、首を伸展させるので、頭の骨と首の骨が詰まるように折れ曲がってしまうのです。
これこそが猫背の人の特徴です。
そして、自律神経に負担をかけることで、自律神経失調症になってしまうのです。
脳脊髄液と自律神経の関係
頭の骨と首の骨の話をしましたが、それぞれの骨は脳と脊髄を守っています。
さらに、脳と脊髄は脳脊髄液という液体に包まれているのです。
この脳脊髄液は、脳と脊髄の間を循環しているのですが、猫背によって首が折れ曲がることから、脳脊髄液の循環が折れ曲がった部分で詰まりやすくなってしまいます。
脳脊髄液の働きはとても重要で、流れが止まってしまうと脳機能の低下を引き起こしてしまうのです。
脳脊髄液の流れが悪くなると
頭痛や目の疲れ、さらには忘れっぽくなる、思考能力の低下などの症状が出る場合があります。
このため、脳脊髄液が詰まることで、自律神経を構成している交感神経と副交感神経の負担が増大し、自律神経失調症やさらにはうつ病になりやすくなってしまうのです。
それでは、首を伸展させないほうがいいのかというとそうではありません。
猫背の人は下を向いていたほうがいいのかいうと、その姿勢でも自律神経に負担をかけてしまうのです。
脳下垂体の働き
猫背によってうつむき加減の姿勢でいると、脳下垂体の血液の流れが悪くなることがわかっています。
脳下垂体は、身体全体にあるホルモンを調節しているところで、分泌されるホルモンの量によって自律神経の働きが変わってくるのです。
睡眠中に興奮するホルモンが分泌されると眠りが浅いか不眠症になってしまうことがあります
このように、ホルモンの影響で自律神経失調症やうつ病になることがあるのです。
このことからも、自律神経失調症やうつ病に悩まされている人は、姿勢から正していくようにしたほうがいいでしょう。
まとめ
姿勢がいいということは、背筋が伸びている状態です。
しかし、伸びすぎも良いとはいえず、背筋は若干のカーブがあるほうが理想的です。