春になると体がむくみやすくなります。予防方法があれば教えてください。
事前ケアと事後ケアでむくみを解消できます
低気圧の日に春むくみが起こりやすい
春は1年の季節のうちでもっとも気圧が変動しやすい持期です。
そのため、身体がむくみやすい時期といえます。
ここでは、日常生活で取り入れたい春むくみを予防・解消する方法をご紹介します。
むくみとはどういった症状?原因は?
むくみの原因の1つとして、気圧が大きく関わっているとされています。
気圧が低くなると、血管の外側にある細胞間に水分が溜まり、その溜まった水分がむくみとなって身体に現れます。雨や曇りの日は特に気圧が下がるので、むくみの症状を感じやすくなるのです。
ではなぜ春にむくみやすいのでしょうか?原因は、春の気候にありました。
春は「三寒四温」と呼ばれるように、寒暖の差がとても激しく、低気圧と高気圧が繰り返されます。その気圧と、寒暖差による自立神経の乱れで血液が滞り、血管の外側に水が溜まってむくみやすくなるのです。
これらのいわゆる「春むくみ」は、事前にケアすることで症状を緩和することができます。
春先は体のむくみがひどい、なんだか体が重く感じる…という人は、春むくみが訪れる前に対策をとるように心がけましょう。
事前ケアと事後ケアで春むくみを解消
春むくみ対策として有効な、春むくみの前の予防ケアと春むくみの後の応急ケアをご紹介します。
春むくみを事前に予防
春むくみの予防として効果的な方法が「温める」ことです。
まずは太ももを温熱シートや湯たんぽで温めてみましょう。
大きな筋肉のある太ももは多くの血管が通っており、そこを温めれば全身の体温を効果的に上げることができます。体温が上がると、老廃物を体外に排出する働きのある腎臓の血流が促進され、余分な水分が体外に出ていき、むくみ予防になります。
加えて効果的な方法が「血液の流れを戻す」ことです。
重力の影響で、血液が下半身に溜まりやすく、結果下半身のむくみに繋がります。
下半身に溜まった血液を心臓まで押し戻すために、立ち仕事やデスクワークの方は意識して足を上げたり、ももからふくらはぎにかけて手で揉むと予防に繋がります。
春むくみの解消として
それでもむくんでしまう方には、マッサージが効果的です。
アキレス腱は腎臓を巡る経絡を活性化させるツボがあります。
ここを伸ばすようにして揉むことで、余分な水分が排出される効果があり、それによってむくみが解消されます。
顔がむくんでいる方は、耳を上、横、下にそれぞれ引っ張ってみましょう。
そうすることで、首から上の血行がよくなり、顔がすっきりとします。
また、眉の上を軽く押さえて少し上に上げるようにすると、目の周りのむくみ解消に効果があります。
まとめ
春に現れる「春むくみ」には、気圧の差が大きく影響しています。
最近はむくみなどの対策を考えて、天気だけではなく「気圧」を気にする人が増えているようです。
最新のスマホには気圧を測るセンサーが内蔵されているものも発売されています。
その機能に連携する、専用アプリも出ているので気圧もこれまで以上に身近な存在になりそうです。